本記事では、勤怠情報のCSV取り込みについて解説していきます。
他の勤怠管理ソフト等の勤怠データをCSVファイルとして出力することで、全従業員の勤務日数、勤怠控除項目、時間を一括で取り込むことができます。
この作業により勤怠情報の入力の手間を省き、入力ミスを予防できるため、すでに使用している勤怠サービスの勤怠データを活用し、効率的に給与計算することが可能になります。
目次
3.基本的な操作手順
3-1.事前準備
3-2.勤怠サービスからCSVを出力する
3-3.CSVファイルを取り込む
3-4.連携未対応サービスを利用している場合
1.設定画面の開き方
freee人事労務のメニューの[勤怠]をクリックし、勤怠一覧画面を表示します。
2.画面の全体構成
勤怠データのインポート画面
- 勤怠データのインポートは以下のデータに対応しています。
- freee形式
- KING OF TIME(APIによる連携も対応)
- CLOUZA(提供:アマノビジネスソリューションズ株式会社)
- JOBCAN(提供:株式会社Donuts)
- スマレジ・タイムカード(提供:株式会社スマレジ)
- タブレットタイムレコーダー(提供:株式会社ネオレックス)
- CREW CHECKER(提供:株式会社イデア・レコード)
-
※最新の対応サービスはこちらを参照
- 上記のfreee対応形式でのCSV出力に対応したサービス以外の場合でも「freee形式」にデータの並び替えなどの変換を行うことでインポートが可能です。(詳細はこちら)
3.基本的な操作手順
3-1.事前準備
1)締め日設定を確認する
freee人事労務と出力する勤怠サービスの締め日設定が一致しているか確認します。締め日が異なってしまうと集計期間と支給、控除項目が連動して差異が発生してしまいます。必ず一致しているか確認しましょう。
2)従業員番号(従業員コード)を一致させる
freee人事労務では、インポートするデータの照合を従業員番号で実施しています。そのため従業員番号が出力する勤怠サービスと異なってしまうと、別の従業員のデータとしてインポートされてしまいます。必ず一致しているか事前に確認しましょう。
3-2.勤怠サービスからCSVを出力する
ご利用の勤怠サービスにログインし、「freee連携形式」(サービスにより名称が異なる場合があります)を選択してエクスポートします。
本記事では、例としてジョブカンからの出力方法を紹介します。
ジョブカンメニュー「出勤管理」→「勤務データダウンロード」→フォーマット設定のラジオボタンを「連携サービス」に変更し、連携サービスから「freee」を選択。
対象月をセットし、ダウンロードします。
なお、各勤怠サービスの連携ファイルの出力方法は各社ヘルプを参照または勤怠管理サービスに直接お問い合わせください。
- CSVファイルの作成は従業員数など対象者の数によって時間がかかる場合があります。先にファイルの作成を行っておくとスムーズに処理が可能です。
3-3.CSVファイルを取り込む
freee人事労務メニューの「勤怠」をクリックし、勤怠一覧画面を表示させます。
勤怠一覧画面の「勤怠データの取込・出力」にカーソルをあわせ
「勤怠データの取込(インポート)」をクリックします。
勤怠データのインポート画面のフローに沿って操作を進めます。
1)インポート形式の選択
2)CSVファイルの準備
3)CSVファイルのアップロード
- インポート形式の選択が誤っている場合や、締め日(集計期間)が異なっている場合にはエラーが発生します。エラーが出た場合には、連携する形式の選択、締め日(集計期間)などを確認しましょう。
4)内容を確認してインポートを行います
表示された内容を確認し、「インポート実行」をクリックします。
- インポートの確認画面では、インポートCSVファイルに記載されている従業員番号と、freee人事労務に登録されている従業員番号が完全に一致しないと上図のような注意喚起が表示されます。
- 上図の確認画面では、freee人事労務で登録されている従業員名が表示される(勤怠管理サービス上の名前は表示されない)仕様のため、必ず従業員番号が一致しているかを事前に確認するようにしましょう。
3-4. freeeとの連携が未対応の勤怠サービスを利用している場合
連携未対応のサービスを利用している場合には、勤怠サービスから出力したデータを「freee形式」に合わせることでインポートが可能です。
4.関連するヘルプページ
詳細な操作手順は以下ヘルプページもご参照ください
・勤怠インポートをする場合、有給休暇はどの項目に含めますか?
監修者紹介
監修:荒井会計事務所/PWTコンサルティング株式会社/MIRAIの社会保険労務法人 豊田啓彰
PWTコンサルティング代表取締役。ソーシャル エンタープライズ(社会的企業)を設立後、顧問先だった荒井会計事務所に経営企画職として入社。会計事務所業務の標準化、平準化、クラウド化戦略を推し進め成長戦略とともに売上高2倍、時間外66%削減、年間休日1.3倍を達成。2019年にスモールビジネスとシステムをつなぐPWT コンサルティングを設立し、代表に就任。起業当時の2013年からのfreeeユーザーでもあり、5つ星アドバイザー、freee会計スペシャリスト、freee経理コンサルタントの資格も保有している。業界の価値向上のためfreeeアドバイザーコミュニティのマジカチTokyoリーダーも務める。
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