これからfreee人事労務を本格的に使い始めるアドバイザーのみなさまに対して、初期設定から日常的な給与計算など基本的な操作を習熟いただくための内容になっています。
構成は作業の流れにそって「初期設定編」「勤怠管理編」「給与計算編」「年末調整編」「申請手続編」に分かれています。順を追って実際に操作しながら学習を進めていきましょう。
今回は、日常的な操作を開始する前に必要な事業所の初期設定の概要をご案内します。
各機能の具体的な操作方法は、以下各項目に機能詳細ページのリンクがございますので、合わせてご覧ください。
1.アドバイザーアカウントが発行されたら最初にやること
1-1.事業所の設定
1-2.従業員の招待
2.顧問先の事業所作成方法について
2-1.すでに顧問先がfreeeを利用している場合
2-2.アドバイザーが新たに顧問先の事業所を作る場合
1.アドバイザーアカウントが発行されたら最初にやること
freee認定アドバイザになると、アドバイザー専用の事業所である「アドバイザーアカウント」が発行されます。アドバイザーアカウントでは、アドバイザー事業所のスタッフの登録や顧問先管理、デモ事業所の作成(※freee会計のみ)など、アドバイザー特有の機能を利用することができます。また、顧問先に招待される際には招待できるアカウント人数枠を使用することなく利用することができます。
1-1.事業所の設定
※すでにfreee会計をご利用の場合、freee会計上で設定した事業所情報がfreee人事労務側にも引き継がれるため、この項目はスキップしてください。
freee人事労務メニュー「設定」→「事業所基本設定」タブを開き、事業所名や住所、連絡先の入力を行います。ここで入力した情報は、あとからいつでも変更が可能です。
また、freee顧問先管理にもアドバイザー事業所設定があります。freee申告を利用している場合には、こちらもあらかじめ設定しておきましょう。
freee顧問先管理の事業所設定は、freee会計 メニュー「顧客管理」→「顧問先管理」を開き、freee顧問先管理 メニュー「設定」→「アドバイザー事業所設定」から事業所名や住所、連絡先の入力を行います。ここで入力した情報も、あとからいつでも変更が可能です。
1-2.従業員の招待
※すでにfreee会計をご利用の場合、freee会計上で設定した事業所情報がfreee人事労務f側にも引き継がれるため、この項目はスキップしてください。
自社に複数のスタッフが在籍している場合は、その方をアドバイザーアカウントに招待します。
招待することで、スタッフの方も認定アドバイザーとしてfreeeを利用できるようになります。
招待は、「顧客管理」→「メンバー一覧」から行うことができます。
権限など細かい設定の方法は、こちらのページをご参照ください。
- 認定アドバイザーにはアドバイザー専用のfreee事業所である「アドバイザーアカウン
ト」が発行される - freee会計を先に設定している場合には、freee人事労務でも基本情報などが引き継がれる
- アドバイザーアカウントに自社スタッフを招待することで、スタッフも認定アドバザーとしてfreeeを利用することができるようになる
2.顧問先の事業所作成方法について
アドバイザーアカウントの設定が完了したら、顧問先の事業所を追加していきましょう。
2-1.すでに顧問先がfreeeを利用している場合
顧問先がすでにfreee人事労務を利用している場合、顧問先から招待を受けることで設定や給与計算結果のチェック、社会保険手続きに必要な情報連携を行うことができます。
アドバイザーの方から以下のテンプレートのような案内をお送りいただくことで、顧問先への設定方法の説明や作業を最小限に追加できます。
<顧問先宛先名を入力してください> 様
いつもお世話になっております。
<アドバイザー事業所名を入力してください> です。
アドバイザーにお客様の事業所情報を共有するために、
アドバイザーアカウントを招待してください。
1. https://p.secure.freee.co.jp/settings#/employees_authority/grant_external_users/advisors にアクセス
2. メールアドレスに「<アドバイザーアカウント登録しているメールアドレス>」を入力して、付与する権限「管理者権限」→「確認」をクリック→確認画面で「確定」をクリック
よろしくお願いいたします。
顧問先側では、人事労務メニュー設定→「権限管理」→「税理士・社労士を招待」からアドバイザーアカウント登録しているメールアドレスを入力し、付与する権限は「管理者権限」を選択し「確認」をクリック→確認画面で「確定」をクリックいただくことで、アドバイザーを追加いただけます。
2-2.アドバイザーが新たに顧問先の事業所を作る場合
すでにfreee会計を利用している場合と、利用していない場合で作成方法が異なります。すでに顧問先のfreee会計アカウントが作成されている場合には、freee会計アカウントに紐付けて作成することで、給与情報の会計連携、経費精算機能などを活用することができます。
<顧問先がfreee会計アカウントのみ作成済みの場合>
すでにfreee会計を作成済みの場合には、freee会計メニュー→「給与」→「freee人事労務」をクリックし作成します。
freee人事労務にアクセスできない場合、すでにfreee人事労務アカウントが利用もしくは作成されている可能性が高いため、freee人事労務アカウントをお持ちの方に招待を依頼します。
<freee会計・freee人事労務ともに未作成の場合>
アドバイザーアカウント側で顧問先の事業所を作成する場合は、メニュー「顧客管理」→「freee顧問先管理」→「事業所を新規登録」
▶4-1-2『freee人事労務の事業所の設定を行う』に進む
監修者紹介
監修:荒井会計事務所/PWTコンサルティング株式会社/MIRAIの社会保険労務法人 豊田啓彰
PWTコンサルティング代表取締役。ソーシャル エンタープライズ(社会的企業)を設立後、顧問先だった荒井会計事務所に経営企画職として入社。会計事務所業務の標準化、平準化、クラウド化戦略を推し進め成長戦略とともに売上高2倍、時間外66%削減、年間休日1.3倍を達成。2019年にスモールビジネスとシステムをつなぐPWT コンサルティングを設立し、代表に就任。起業当時の2013年からのfreeeユーザーでもあり、5つ星アドバイザー、freee会計スペシャリスト、freee経理コンサルタントの資格も保有している。業界の価値向上のためfreeeアドバイザーコミュニティのマジカチTokyoリーダーも務める。
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