本記事は、具体的な取引内容とそれを効率的に処理するための自動登録ルールの作成方法をご紹介する記事です。
発生頻度の高いものを紹介しているので、実際に記事の内容に基づいてルールを作成してみてください。
具体例
・ETCやモバイルsuica:利用した区間が摘要欄に記載されてしまう場合
・ATMの入出金:銀行によっては、ATM番号番が摘要に記載される場合
・水道光熱費:利用した月が摘要に記載される場合
・JR :発見場所(みどりの窓口等)やJRの各会社(西、東等)が摘要に記載される場合
・駐車場:利用した場所の内容が摘要に記載される場合
💡ポイント💡
マッチ部分を「部分一致」等に変更し、自動化できるようにしましょう。
設定方法
・取引内容(マッチ条件) :「部分一致」で共通する文字列のみヒットさせる
・金額範囲 :-
・優先度 :-
・処理(マッチ後のアクション):「取引を登録する」(ATM等は「振替を登録する」 )
具体例
・宿泊系 :”ホテル”という文字の利用頻度が高い
・タクシー系 :”タクシ”や”タクシ”、”交通”など共通する文字の利用頻度が高い
・銀行取引で発生する手数料:”手数料”や"テスウリョウ”で様々な種類のものを自動化できる
・カフェ(会議費) :”カフェ”や”コーヒ”で様々な種類のものを自動化できる
💡ポイント💡
マッチ条件を「部分一致」等に変更し、より少ないルール設定で広い範囲の自動化ができるようにしましょう。
なお、このあたりの自動化は下記のガイドがおすすめです。
▶ 導入初月から自動仕訳するには?自動登録ルールマスタのご紹介
設定方法
・取引内容(マッチ条件) :「部分一致」
・金額範囲 :-
・優先度 :-
・処理(マッチ後のアクション):「取引を登録する」
具体例
・家電量販店などでの購入時に、固定資産の可能性があるもののみ自動化せずにおく。
💡ポイント💡
金額範囲によってルールを変更する。ルール①は10万円未満を自動化するルールを作成。ルール②としては10万円以上のものを「取引を推測する」で止めておく。
設定方法
ルール①
・取引内容(マッチ条件) :「部分一致」または「完全一致」
・金額範囲 : ~ 99,999
・優先度 :0 ※ルール②よりも小さい値にする。マイナスも可
・処理(マッチ後のアクション):「取引を登録する」
ルール②
・取引内容(マッチ条件) :「部分一致」または「完全一致」
・金額範囲 : 100,000~
・優先度 :1 ※ルール①よりも大きい値にする。
・処理(マッチ後のアクション):「取引を推測する」
具体例
・借入金返済の明細が、借入金と利息が1行で支払われているケース
💡ポイント💡
複合仕訳を効率化するSTEPは、①取引テンプレートを作成、②自動登録ルールにて、取引テンプレートを作成します。
設定方法
・取引内容(マッチ条件) :「部分一致」等
・金額範囲 : - ※複数の借入を同一銀行から行っている場合、金額範囲を利用し別のタグのテンプレートで推測するのがおすすめです。
・優先度 :-
・処理(マッチ後のアクション):「取引テンプレートを推測する」
基本的には「部分一致」×「取引(振替)を登録する」というルールをつくる習慣をつけることがおすすめです。
こうすることで、①少ないルールで広範囲に自動化できる、②顧問先A社で作成したルールをB社、C社にインポートし、初月から自動化できるようになります。
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